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録音歴9年の四国三郎が語る! 良い走行音を録るための入門書!!
イトルはテキトーです気にしてはいけませぬ。
更新日:2011年11月

良い音を録るには何が必要なのでしょうか?
結論からさっさと言ってしまいましょう・・・
それは、良い機材と良い環境だと思います。(`・ω・´) シャキーン


1 良い機材を手に入れる
 機材は何年も使うもの。折角買うんだったら、ちょっと奮発してそこそこ良い機材を 買った方が絶対に良い
どんなに良い環境で録っても、悪い機材をつかったら良い音は録れない。これは断言できる。
料理に例えるなら・・・いくら凄腕シェフを雇って料理させても腐った食材では良い料理を出せないのと同じ!
 最近では高音質で録音できるPCMレコーダが商品によっては2万円を切っている場合もある。
2年前、5万円弱で購入したオリンパスのLS-10も、今ではたったの2万4000円だ。電化製品の進化は恐ろしい。

 では、購入するうえでのポイントをいくつか挙げておこう。
@高音質で録音できる機材を選ぶ。
 ※信頼できるメーカーの高音質で録音できる機材を買おう。機材が悪かったら、お話にならない。
A内蔵メモリ以外に外部メモリも使える物を選ぶ。
 ※但し、メモリースティックなどは高くて不便。SDが一番無難。
B乾電池など、どこでも売っているようなバッテリで駆動 する機材を選 ぶ。
 ※充電式は経済的だが、遠出した時の充電に困る。乾電池ならコンビニやキオスクで手に入る。
C付属品が充実しているものを選ぶ。
 ※風防などがついていると有難い。
Dいいマイクを買う。
 ※私はもとからレコーダに付いているマイクを使用しているが・・・ 安物のマイク なら買わない方がマシ

こういうのは他人が録音したものを聴いてみるのが一番手っ取り早い。


2 空いてそうな列車を選ぶ
 例えば・・・・・貴方が湖西線で117系の音を収録したいと仮定しよう。
空いていそうな列車を選ぶわけだが、どのような列車が空いているのだろうか。
@乗客の流れを知る。
 ※湖西線の場合、朝は京都方面、夜は近江塩津方面の列車が混む。だから、それを避ける。
A編成両数を知る。
 ※なるべく長い編成の列車を選ぶ。編成が長い方が、人は分散される。両数は運用情報のHPなどでわかることが多い。
  他にも普通列車編成両数表なる本が出版されている。但し、ちょっと高い。
B接続の悪い列車を知る。
 ※時刻表を見ればわかる。不便なダイヤの列車を選ぶと空いていることが多い。
C空いてそうな号車を知る。
 ※自分が普段から利用している路線の場合は、どの号車が空いているか知っていることが多い。
  ちなみに、湖西線では京都寄りの車両が比較的空いている。
特に意識して欲しいのが@とA。

3 収録場所を選ぶ
 同じ列車でも、収録する場所によって雰囲気が全然違ってくるのだ。
収録する場所は主に6つある。
@台車の真上
 長所→モーター音ジョイント音がよく録れる。ドアの開閉音も入りやすい。
 短所→乗降用ドアが傍にあることが多いので乗客がたまりやすく、女性のヒールの靴などの足音を拾いやすい
     また、乗降用ドアが開いているとき、車内に吹き込む風の音を拾いやすい(風防で軽減可能)。
A車端
 長所→乗客がたまりにくい。台車にも近いので、モーター音ジョイント音がよくきこえる。
 短所→貫通路の軋み連結器の軋みがきこえやすい。貫通路ドアの開閉音も拾ってしまう。
B中央部
 長所→制御装置の音がよく録れる。特に抵抗制御の車両ではカム軸の 音やノッチオフ時の音が録りやすい。
     気動車の場合エンジン音がきこえやすい。
 短所→車両の中心なので両方向から雑音(特に乗客の)が入ってく る。
C床置き
 長所→制御装置やモーター、ジョイント音がガンガン入る。
 短所→制御装置やモーター、ジョイント音がガンガン入りすぎて音割れすることが多い。聴いたときに違和感がある。
D網棚
 長所→車内放送がはっきりきこえる。
 短所→網棚、吊革、天井の化粧板から発生する雑音をよく拾う。音がこもる。
     モーターやジョイント音は控えめになる。空調が作動していると死ねる
E窓を開け、マイクを外に向ける
 長所→車内の雑音が走行音に掻き消される。気動車の場合はエンジン音がはっきりと録れる。
 短所→風の「ボコボコ」という音が入りやすい。聴いたときに違和感があることが多い。
     入ってくる風で他の乗客に迷惑がかかることがある。

 ※我々は普段列車に乗車している場合、車内で、車内の音を聴いている。

   つまり、CやE収録方法では普段列車に乗っているとき聴いているような音は録 れない。
   
当サイトで公開している音の大半は、@かAで収録したものである。気動車の場合は@とBの間で収録することが多い。
@ABのどの場合でも、床から50〜100cm程マイクを離している。
当サイトでは「車内できこえる自然な音」の収録を心がけているので、基 本的にCやE での収録は行わないことにしている。
窓を開けることはあっても、開いた窓にマイクは向けていない。
ただし、機関車の音を録る場合、Eの収録方法をとることがしばしばある。

4 収録時のテクニックなど
 ここでは、収録時に役立つテクニックを紹介する。
@乗客の声が気になる場合は、マイクをその乗客とは違う方向に向けよう。それだけでもかなり違ってくる。
A国鉄型車両などでは、窓枠や網棚、化粧板、座席の下などからビリビリという音がきこえることがある。
 後で聴いてみたら、意外と気になることが多い。私もビビリ音で何度も失敗したことがある。
 ビビリ音がきこえる場合、その箇所に小さな紙切れを挟むと良い。


 と、ここまで機材選びから録音までの話をざっと説明しましたが・・・
これらは私個人の考えであり、他の人は違う考えを持っているでしょう。
あくまで参考程度にして下さい。他のサイトで公開されている文章も読んで、色々比較して欲しいです。

 で、収録後は編集をしなければなりません。
しかし、私は編集がどうも苦手なので編集についての話は省略します(おいおい)。
nzmさんの「OMNIBUS ECHO」で詳しく紹介されているので、そちらを読んでみて下さい。って、丸投げかい!!
ちなみに、私は「SoundEngine Free」という編集ソフトと「午後のこ〜だ」というMP3エンコーダを使用しています。
どちらもタダで、初心者でも大変使いやすいです。


 最後に・・・
 収録時、乗客の話し声や新聞の音、ビニール袋の音でイライラすることもあると思います。
正直、この趣味は精神的に応(こた)えます。何でこんな趣味を持っているんだろうと後悔することもあるくらいです。
だからと言って、喋っている乗客にケチをつけてはいけません。当たり前ですよね。
そんなことをしたら、貴方の品位がガクンと下がりますし、鉄道ファン全体の品位も下げることになります。
文句は心の中だけで!!!


この文章が貴方の役に立つことを願っています。ではでは。(^ω^ )ノシ


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